蒜山植物辞典(蒜山の植物)

岡山県には2,500種の植物が自生し、ここ蒜山にはその8割にあたる2,000種があるといわれています。外来植物が多いのも蒜山の特徴でもあります。

蒜山の名のついた植物

ヒルゼンバイカモ(ウダゼリ) ※県 希少種

バイカモの中でも蒜山産は葉が長いのでヒルゼンの名がつけられた。以前はよく食用にされていた(おひたし、油炒め)

ヒルゼンスゲ

昭和5年、友金藤吉先生が採取、新種として名づけられた。蒜山三座に自生しているが中蒜山に多い。

ヒルゼンノリ ※県 絶滅危惧種 国 絶滅危惧1A種

塩釜冷泉の石に付着。藍藻類(原核植物)。20年前までは植物といわれていた。25億年前頃の地球では生物の中心であった。

岡山県指定天然記念物

黒岩の山桜(昭和31年4月指定)

黒岩集落のはずれにある岡山県下第一を誇る桜の巨樹で推定樹齢700年。根元周りは10m、木の高さは16mという巨木さ。4月下旬に薄い紅色の美しい桜をさかせる

黄金杉(昭和31年4月指定)

直径約2.5m、高さが18m、樹齢180年。葉が一年中黄金色をしている珍しい杉。 推定樹齢は180年ですが、突然変異で葉緑素を失って葉黄素のみとなってしまい、葉が黄金色となりました。

  北方系の植物

アカモノカタクリイワカガミマルバダケブキ ※危
マイヅルソウショウジョウバカマイワショウブ ※危 コケモモ ①※絶
コケモモ ※絶ネバリギラン ②※絶ミツガシワ ③※準危 

(※危) 危急種  (※絶)絶滅危惧種  (※準危)準危急種
①コケモモ→中蒜山頂上付近に自生していたが絶滅の危機にある

②ネバリギラン→ノギランに似ている。花穂や茎が粘るので名がついた
③ミツガシワ→教育指定天然記念物/氷河期の逃げ残り植物。3枚の小葉がカシワに似ている

 

 野に咲く花々

イカリソウイチリンソウニリンソウヒトリシズカフデリンドウユキザサ
オカトラノオササユリアキノキリンソウマツムシソウ ※準危リンドウヤマラッキョウ
ウメバチソウ シロバナタンポポサクラソウ②※県)絶 国)絶

(※危) 危急種  (※絶)絶滅危惧種  (※準危)準危急種
①シロバナタンポポ→日本在来種。タンポポは交配種が多い
②サクラソウ→以前は蒜山各地に見られたが、環境の変化や盗掘により激減。希少植物として保護する予定。

湿原に咲く花々

モウセンゴケノハナショウブサワヒヨドリトキソウ ※県)準危 国)絶ゴソウ(タイツリスゲ)オオバギボウシ
ヌマトラノオカキランノハナショウブクサレダマチダケサシキセルアザミ
アケボノソウ

(※危) 危急種  (※絶)絶滅危惧種  (※準危)準危急種
①ノハナショウブ→ハナショウブの原種となった植物
②クサレダマ→樹木のレダマに似ているというので名づけられたが、あまり似ていない
③チダケサシ→東北ではチダケ(チチタケ)を茎に刺して持ち帰った
④キセルアザミ→花が下向きにキセルのような形で咲く
⑤アケボノソウ→花冠の斑点を夜明けの星空に見立てた

 木に咲く花々

コアジサイウリノキオオバアサガラユリノキ(チューリップツリー)サルナシハナイカダ

①ユリノキ→北米原産。葉の形からハンテンボク、ヤッコダコノキ、グンバイノキなどの別名がある
②サルナシ→雌雄異株。野生のキーウイフルーツ。蔦は丈夫で強く、かずら橋に使われている。
③ハナイカダ→雌雄異株。葉の真ん中に雄株には雄花、雌株には雌花をつけて受粉した雌花は結実する

年に2回、異なる花・センボンヤリ(千本槍)

春には開放花(他家受粉)、秋には30~50cmの茎に先のとがった閉鎖花(自家受粉)をつける。これを大名行列の千本槍に見たてた。結実して綿毛をなびかせる。三平山登山道脇によく見られる。

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センボンヤリ(春)

センボンヤリ(秋)

センボンヤリ(秋)

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